申告書問題では、価格が20万円以下の「少額貨物」を一括してまとめる処理があります。少額かどうかは品目ごとに判断し、少額のものを合算して一つの欄に記入します。判定と合算の順番を間違えないよう、会話で整理しましょう。この少額のまとめ方は、申告書問題を解くうえで避けて通れない重要テクニックです。ポイントは、少額かどうかを判定するタイミング。合算してから判定するのではなく、あくまで一品目ずつ判定してから、少額のものだけを集めて合算するという順番を守ることです。この順序を逆にしてしまうと、本来まとめられるものをまとめ損ねたり、逆にまとめてはいけないものを一緒にしたりと、欄の作り方を根本から間違えてしまいます。数字の計算そのものは足し算だけなので難しくありませんが、手順の順番こそが得点の分かれ目。ここを会話でしっかり整理していきましょう。
せんせぇ、少額のものをまとめる、って言われても、どうやってまとめればいいのぉ?
いきなり全部足しちゃえばいいのぉ?
順を追ってやれば大丈夫よ、ねむちゃん。
まず各品目が少額貨物=申告価格20万円以下かどうかを、一つずつ判定するの。
次に、その少額のものだけを取り出して合算し、一つの欄にまとめて記入する。
判定が先、合算が後、この順番が肝心なの。
えっ、ちょっと待って。
少額のものを全部足したら、合計が20万を超えちゃうこともあるよね?
それでもまとめていいの?
とてもいい疑問よ、アキちゃん。
少額かどうかは『まとめる前の一品目ごと』で判断するの。
だから、合算した結果が20万円を超えても、もともと各品目が少額であれば一括の対象になるのよ。
判定のタイミングがポイントね。
つまり、少額判定は個々の品目で先に行い、判定が済んだ少額品を後から合算する、という順番で合っていますか?
合算後の金額で判定し直すわけではない、と理解しました。
その通りよ、さやちゃん。
判定が先、合算が後。
ここを逆にすると、合算後の額で判定してしまって間違えるの。
よくあるひっかけだから、順番だけは絶対に崩さないでね。
うぅ〜ん…先に一人ずつ見て、あとで少額チームを合体させる感じぉ?
チーム分けが先、なんですねぇ。
まさにそのイメージよ、ねむちゃん。
まず一人ずつ『あなたは少額?』と確かめて、少額チームだけを一つの欄に集める。
その集めた結果が大きくても構わないの。
チーム分けが先、集合が後、ね。
なるほど、20万以下の子を先に選んでから、まとめて合計するんだね。
順番、順番っと。
これなら間違えなさそう!
補足すると、大額の品目——つまり20万円を超える品目は、少額チームには入れず、それぞれ独立して欄に記入します。
合算するのはあくまで少額同士だけですね。
その通りよ、さやちゃん。
大額は単独、少額は合体。
この二つの扱いを分けて覚えましょう。
では実際に、少額三品を合算する例で確かめてみましょうね。
えへへ、判定が先、合算が後。
少額チームは合計が大きくてもOK。
覚えたのぉ。
20万円を超える大額のものは、どう扱えばいいのぉ?
大額は少額チームに入れず、それぞれ単独で欄に記入するの。
まとめないのよ。
つまり、20万円以下だけを集めて一欄に、20万円超はそれぞれ独立、という扱いですね。
そうよ。
だから最初に一品ずつ『少額か大額か』を仕分けるのが、何より大事なの。
仕分けが先で、少額だけ合体、大額はバラバラってことか。
ここでも順番が命だね。
その通り。
順番を守れば、欄の作り方で迷うことはないわ。
少額チームは、いくつまで一緒にまとめられるのぉ?
原則、少額であれば複数まとめて一欄にできるの。
合計が20万を超えても構わないわ。
補足すると、輸出でも輸入でも、この『少額は一欄にまとめる』考え方は共通ですね。
共通なの。
だから一度覚えれば両方で使える、とても大事な処理よ。
確認クイズ
申告価格がそれぞれ150,000円、120,000円、90,000円の3品目(いずれも異なる品目番号で、各品目とも20万円以下)を、少額貨物として一つの欄に合算する。この欄に記入する合計額はいくらか。
- 240,000円
- 270,000円
- 300,000円
- 360,000円
こたえを見る
正解: 4. 360,000円
正解は360,000円です。各品目はいずれも20万円以下なので少額貨物と判定され、合算の対象になります。150,000円+120,000円+90,000円=360,000円。合計が20万円を超えても、各品目が少額であれば一括してまとめられます。