輸入申告書の問題は、同じ品目番号のものを取りまとめ、少額かどうかを判断して欄を作る作業です。取りまとめと少額判断の順番を間違えないことが得点の鍵。具体的な数値で手順を確かめましょう。ここまで学んできた課税価格の計算や少額の考え方が、いよいよ申告書の形で総合的に問われます。手順は、各品目の課税価格を出し、同じ品目番号のものをまず合算し、そのうえで少額かどうかを判断する、という三段階です。注意したいのは、同一の品目番号のものは合算してから少額を見るという点。合算した結果が20万円を超えれば、それはもう少額ではなく大額として単独で記入します。一方、番号が異なる少額同士は、別にまとめて一つの少額欄にできます。この『同一番号の合算』と『少額同士のまとめ』は目的がまったく別なので、混同しないことが大切です。数値例で手順を追いながら、確実に整理していきましょう。
せんせぇ、輸入申告書って、品目がたくさん並んでいると、どこから手をつけていいか分からなくなって混乱しちゃうのぉ…
落ち着いて、手順に沿って進めれば大丈夫よ、ねむちゃん。
決まった順番があるの。
まず各品目の課税価格を出す。
次に同じ品目番号のものを合算する。
最後に少額かどうかを判断して欄を整える。
この三段階を順に踏むだけよ。
同じ品目番号のものは、先に合体させちゃうんだね。
少額かどうかを見るのは、そのあとってこと?
そうよ、アキちゃん。同一の品目番号のものは、まず合算する。
そして、その合算したあとの金額を見て、少額かどうかを判断するの。
ここでも順番が命ね。
合算が先、少額判断が後、という流れよ。
つまり、(1)各品目の課税価格を算出→(2)同一番号を合算→(3)合算後の額で少額判断、という三段階で合っていますか?
前回の少額合算とは、判定のタイミングが違う点に注意が要りそうです。
鋭いわね、さやちゃん。
まさにそこが要注意なの。
同一番号のものは合算してから少額を見る。
だから、同一番号を合算した結果20万円を超えたら、もう少額扱いにはできないのよ。
うぅ〜ん…同じ番号同士を合体させたら、20万を超えちゃった、みたいなときぉ?
そのときはどうなるのぉ?
そのときは、それを大額として単独の欄に記入するの、ねむちゃん。
同じ番号で合算して20万を超えたら、もう少額のまとめには入れない。
ここは差がつくところだから、絶対に落とせないわ。
なるほど、同じ番号で足して20万を超えたら、大額あつかいで単独記入か。
順番も金額の境目も、両方チェックだね。
補足すると、番号が異なる少額同士は、また別にまとめて一つの少額欄にできますね。
『同一番号の合算』と『異なる番号の少額をまとめる処理』は、別物として区別する必要があります。
整理が見事よ、さやちゃん。
同一番号の合算と、少額同士の合算は、目的も対象も別物。
混同すると欄の作り方を間違えるの。
二つを分けて意識すれば、申告書問題はぐっと解きやすくなるわ。
では数字で確かめましょう。
えへへ、同じ番号は先に合算、そのあと少額を見る。
20万超えたら単独記入。
順番、順番なのぉ。
手順をもう一度、通して確かめたいのぉ…頭の中で整理したいのぉ。
いいわよ。
まず各品目の課税価格を出す。
次に同じ品目番号を合算。
最後に少額かどうかを判断、の順ね。
つまり、算出→同一番号の合算→少額判断、の三段階を、必ずこの順で進める、ということですね。
そうよ。
同一番号を合算した結果が20万円を超えたら、大額として単独記入するの。
さっきのA品とB品なら、合計220,000円で20万超えだから、単独記入だったね。
よく覚えていたわね。
番号が同じだから合算し、超えたから少額にはできない、という流れよ。
番号が違う少額同士は、どうなるのぉ?
それは別に集めて、一つの少額欄にまとめられるの。
同一番号の合算とは別の処理よ。
補足すると、『同じ番号だから合算』と『少額だからまとめる』を混同しないのが要点ですね。
完璧な整理よ。
二つの合算は目的が別。
分けて考えれば、申告書はもう怖くないわ。
確認クイズ
同一の品目番号に該当するA品(課税価格120,000円)とB品(課税価格100,000円)がある。両者を合算した課税価格はいくらか。また、これは少額貨物(20万円以下)として扱えるか。
- 120,000円・少額として扱える
- 200,000円・少額として扱える
- 220,000円・少額として扱えない
- 220,000円・少額として扱える
こたえを見る
正解: 3. 220,000円・少額として扱えない
正解は220,000円・少額として扱えないです。同一品目番号のA品とB品はまず合算します。120,000円+100,000円=220,000円。合算後の額が20万円を超えるため、少額貨物とはならず、大額として単独の欄に記入します。