通則6 - 号の決定と同一水準の号の比較

項が決まった後に号(6桁)を決めるのが通則6。通則1〜5の準用と、同一水準の号のみを比較するという要点を会話で整理します。

編集・検証: 通関士スタディ編集部 公式情報: 税関 (財務省) 通関士試験のご案内 制作・検証方針

通則1〜5で項(4桁)が決まったら、最後に号(6桁)を決めるのが通則6です。通則1〜5の準用、そして『同一水準の号のみを比較する』という最重要ルールを、トーナメントのたとえで理解しましょう。分類プロセスの総仕上げにあたる通則です。ここまでの通則1〜5は主に項を決めるための道具でしたが、通則6はそれを一段細かい号の世界へ持ち込むための橋渡し。項が決まって安心して、号でつまずかないよう、水準を揃えて比較するという発想を身につけます。号の決定でも通則1〜5の考え方をそのまま準用できるので、新しいルールを一から覚え直す必要はありません。安心して総仕上げに臨みましょう。

紺野 アキ(びっくり) 紺野 アキ

通則6まで来た!
最後だし、なんかラスボスって感じ?
気合い入れなきゃ!

銀城 ナディア 先生(笑顔) 銀城 ナディア 先生

ふふ、そう気負わなくていいわ。通則6は『号』を決めるためのルールなの。
これまでの通則1から5は、主に『項(4桁)』を決めるためのものだったでしょう?
通則6は、そこから一段細かい号へ降りるための仕上げの原則よ。

灰原 さや(普段) 灰原 さや

つまり、まず項(4桁)を確定させて、その項の中でさらに細かい号(6桁)を決めるのが通則6、という理解で合っていますか?
段階が一段下がるイメージですね。

銀城 ナディア 先生(普段) 銀城 ナディア 先生

合っているわ、さやちゃん。
号の所属は『号の規定』と『関係する号の注』に従い、そして通則1から5を準用して決めるの。
項を決めたときの考え方を、そっくり号のレベルにも使う、というわけね。

薔薇崎 ねむ(普段) 薔薇崎 ねむ

準用…って、似た事柄に、同じように当てはめて使う、っていう意味の言葉ですよねぇ。
項で使ったルールを、号にもそのまま使い回す、っていうことなのぉ?

銀城 ナディア 先生(笑顔) 銀城 ナディア 先生

語彙が豊かね、ねむちゃん。
まさにその通りよ。
項で使った通則1〜3のような考え方を、号のレベルでもう一度あてはめる、というイメージ。
ゼロから別のルールを覚えるわけではないから、そこは安心してね。

紺野 アキ(普段) 紺野 アキ

なるほど、使い回しなら少しラクかも。
でも一個だけ、すごく大事な注意点があるって聞いたよ?

銀城 ナディア 先生(普段) 銀城 ナディア 先生

よく調べたわね。
通則6の最大のポイントは、同一の水準にある号のみを比較できる、ということよ。
ここが引っかけの定番なの。

灰原 さや(普段) 灰原 さや

同一の水準、というのは、号の段階のレベルを揃えて比べる、という意味ですか?
段違いのものを混ぜて比べてはいけない、ということでしょうか。

銀城 ナディア 先生(普段) 銀城 ナディア 先生

そうよ。
号には一段階の号と二段階の号があって、まず同じ一段階どうしで比べて所属を決めてから、その中で二段階どうしを比べるの。
段の違うものを、いきなり同じ土俵で比べてはいけないのよ。

薔薇崎 ねむ(普段) 薔薇崎 ねむ

それって…トーナメント表みたいに、まず同じ段の相手とだけ戦わせて、勝った枠の中でさらに下の段を比べる、っていうことですかぁ?

紺野 アキ(笑い) 紺野 アキ

あー、それすごくわかりやすい!
いきなり決勝の相手と1回戦をやらせちゃダメ、みたいなことね。
段をそろえて、順番に、っと。

薔薇崎 ねむ(笑顔) 薔薇崎 ねむ

うぅ〜ん…つまり通則6は、これまで学んだ通則1〜5の考え方を号にも使いながら、水準だけはきちんと揃えて比べる、っていう仕上げのルールなんですねぇ。
なんだか最後にきれいにまとまった感じがしますぅ。

灰原 さや(笑顔) 灰原 さや

良いたとえです。
まず一段階の号で所属を確定し、その確定した号の下で二段階の号を比較する。
この順序を守るのが通則6です。
なお号の決定にも、関係する部注・類注があれば適用されます。
ここも押さえておきましょう。

確認クイズ

通則6に関する記述として正しいものはどれか。

  1. 号の決定では異なる水準の号を自由に比較してよい
  2. 号の所属は号の規定・号の注に従い、通則1〜5を準用し、同一水準の号のみを比較して決定する
  3. 通則6は項(4桁)を決めるための原則である
  4. 号の決定には部注・類注は一切関係しない
こたえを見る

正解: 2. 号の所属は号の規定・号の注に従い、通則1〜5を準用し、同一水準の号のみを比較して決定する

正解は選択肢2です。通則6は、号の規定・号の注に従い、通則1〜5を準用し、同一水準の号のみを比較して号を決定します。選択肢1は『異なる水準を自由に比較』とする点で誤りで、水準を揃えて比べるのが原則です。選択肢3は、通則6は項(4桁)ではなく号(6桁)を決める原則なので誤りです。選択肢4は、号の決定にも関係する部注・類注が適用されるため誤りです。まず一段階の号で絞り、その中で二段階の号を比べる、という順序が要点です。

銀城ナディア先生、紺野アキが川沿いをサイクリングを楽しむ様子

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