通則2などで2以上の項に該当してしまったとき、決着をつけるのが通則3です。(a)最も特殊な限定、(b)重要な特性、(c)数字上最後の項という3段階の順序が命。この並び順を確実に体に入れましょう。順番を入れ替える問題が定番です。試験では、(b)や(c)を先に使ってしまう誤りをわざと選ばせる選択肢がよく登場します。必ず(a)から順に試す、という鉄則を、理由とセットで理解しておきましょう。(a)は具体的な項が一般的な項に勝つ、(b)は主役の素材で決める、(c)は番号が最後の項に入れる。この三段階の中身も、順序と一緒に押さえていきます。
通則3って、さっき言ってた『項がぶつかったとき』に使うやつだよね?
ケンカの仲裁役みたいな感じ?
そう、うまい言い方ね。
2以上の項に該当するときの決め方が通則3。
しかも(a)(b)(c)と順番があって、上から順に試すのがルールよ。
いきなり(c)から使ってはいけないの。
まず(a)からですね。
(a)はどのような基準で優先を決めるのですか?
判断のものさしが知りたいです。
(a)は最も特殊な限定をして記載している項を優先する、という基準よ。
ざっくりした項より、より具体的に名指ししている項が勝つの。
抽象より具体が強い、と覚えるといいわ。
うぅ〜ん…『特殊な限定』って、より細かく、しぼって書いている方、っていう意味の言葉ですかぁ?
なんだか国語の問題みたいですぅ。
そうよ、ねむちゃん。
たとえば『その他のもの』のようなふんわりした項より、品名をはっきり挙げている項の方が特殊。
だから優先されるの。
名指しされている方が勝つ、というのが(a)のイメージね。
なるほど、ざっくりより名指しの方が強いんだ。
じゃあ、それでも(a)で決まらなかったらどうするの?
(b)へ進むわ。
(b)は混合物・異なる材料からできた物品・小売用のセットについて、重要な特性を与えている材料や構成要素で決める基準よ。
何がその商品の主役か、を探すの。
重要な特性、つまりその物品を特徴づけている中心的な要素で判断する、という理解で合っていますか?
脇役ではなく主役の素材を見つける、というイメージでしょうか。
合っているわ。
何がその商品を『その商品たらしめているか』を考えるの。
素材の量、価格、果たしている役割などから総合的に見て、主役を決めるのよ。
ひとつの基準だけで機械的に決まるわけではないの。
うぅ…それでも主役が決まらなかったら…もう白旗あげるしかない?
大丈夫、最後の(c)があるの。
(a)でも(b)でも決まらないときは、等しく該当する項のうち数字上の配列で最後の項に分類する、と決まっているの。
これは迷わないための最終手段ね。
それって…甲乙つけがたいときは、番号が後ろの方の項に入れちゃう、っていう最後の決まり事なんですねぇ。
えへへ、なんだかスッキリしてますぅ。
そうです。
機械的なルールなので、ここまで来れば迷いません。
順番は(a)最も特殊な限定→(b)重要な特性→(c)数字上最後、と正確に暗記しておくべきですね。
試験では、この順序を入れ替えた選択肢が定番の引っかけです。
焦って(b)や(c)から使わず、必ず(a)から順に試す。
この一手順を崩さないことが、通則3で失点しないための最大のコツです。
確認クイズ
通則3の適用順序として正しいものはどれか。
- 重要な特性 → 最も特殊な限定 → 数字上最後の項
- 最も特殊な限定 → 重要な特性 → 数字上最後の項
- 数字上最後の項 → 重要な特性 → 最も特殊な限定
- 最も類似する物品の項 → 重要な特性 → 数字上最後の項
こたえを見る
正解: 2. 最も特殊な限定 → 重要な特性 → 数字上最後の項
正解は選択肢2です。通則3は(a)最も特殊な限定→(b)重要な特性→(c)数字上最後の項の順に適用します。選択肢1と選択肢3は順序が入れ替わっており誤りです。選択肢4の『最も類似する物品の項』は通則4の基準で、通則3には含まれません。まず具体的に名指しした項を探し(a)、決まらなければ主役の素材で判断し(b)、それでも決まらなければ番号が最後の項に入れる(c)、という流れで覚えましょう。順序を守ることが、この論点で失点しないための鍵です。