ここからは関税を軽くする制度に入ります。個々の制度に入る前に、免税・軽減・戻し税という3つの区分と、条件が付くか付かないかという視点で、全体を俯瞰しておきましょう。地図を持ってから歩くと、迷わずに進めます。
せんせぇ、関税が安くなる制度っていっぱいあるって聞いたのぉ。
全部覚えるの、大変そう…
名前が似てるのも多くて、こんがらがっちゃいそうで、ねむ、ちょっと怖いのぉ。
うまくできるかなぁ。
焦らなくていいわ、ねむちゃん。
まず大きな3つの区分から入れば、あとはずっと整理しやすくなるのよ。
地図を先に持っておけば、細かい制度が次々に出てきても、迷子にならずにすむの。
だから、まずは全体像から始めましょうね。
その3つの区分とは、具体的にどう分かれるのでしょうか。
言葉の意味から、正確に押さえておきたいです。
あいまいなまま進みたくないので。
ええ。
ひとつめが免税、関税をまるごと免除するもの。
ふたつめが軽減、関税の一部を減らすもの。
みっつめが戻し税、いったん納めた関税を後で払い戻すものよ。
まずはこの3つを、しっかり軸にするの。
土台になるわ。
よっしゃ、免税=ゼロ、軽減=一部オフ、戻し税=返金って感じ?
買い物でいうと、無料・値引き・後からキャッシュバック、みたいな感じ!
あたし、これなら覚えられます!
その通りよ、アキちゃん。
とても分かりやすい言い換えね。
買い物の例えは、記憶に残りやすいわ。
いい発想ね。
この3区分が、これから学ぶすべての制度の骨組みになるの。
どの制度も、この3つのどれかに当てはまるのよ。
補足すると、免税の中にも用途に条件が付くものと付かないものがあると理解しています。
その違いも、判断のうえで重要になりそうです。
区別の軸を知っておきたいです。
さすがさやちゃん。無条件免税は用途の制限がないもの、条件付き免税は決められた用途に使わないと、後から関税を追徴されるものなの。
この『条件が付くか、付かないか』が、3区分と並ぶ、もうひとつの大切な軸になるのよ。
二つの軸で整理するといいわ。
うぅ〜ん…条件付きは、約束を破ると税金を取られちゃうのねぇ。
ちょっとこわいけど、約束をちゃんと守ればいいのねぇ。
ねむ、気をつけるのぉ。
そうよ、ねむちゃん。
だから『どんな条件が付くか』が大切なの。
約束を守れば、ちゃんと免税のままよ。
恐れることはないわ。
次から、再輸出免税や無条件免税、特定用途免税など、それぞれの制度を具体的に見ていきましょうね。
地図を手に進むわよ。
3つの区分と、条件の有無。
この2本の軸を持って、次から進んでいくぞ!
地図があると、なんだか安心して進めますね!
減免税は、あたし三つの区分で地図を作りました。
免税はまるごとゼロ、軽減は一部オフ、戻し税は後から返金。
それに、用途の条件が付くか付かないかっていう、もう一本の軸。
この二本の軸を持って、細かい制度に進んでいきます。
整理すると、どの制度も『免税・軽減・戻し税』のどれか、かつ『条件付きか無条件か』のどれかに当てはまる、ということですね。
私は、これから出てくる制度を、この二つの軸のマス目に一つずつ当てはめて整理していこうと思います。
うぅ〜ん…ねむは、免税・軽減・戻し税を、無料・値引き・キャッシュバックって置きかえて覚えたのぉ。
買い物にたとえると、なんだか身近で忘れないのぉ。
それに条件が付くかどうかも、いっしょに確かめるようにするのぉ。
先生、減免税の全体像で、最初に押さえ違えると後で困るのは、どこですか?
あたし、土台こそ正確にしておきたいんです。
賢い考え方ね、アキちゃん。
ありがちなのは、免税と軽減を混同すること。
免税はまるごとゼロ、軽減は一部オフ、戻し税は後から返金。
それに、用途の条件が付くか付かないか。
この二本の軸を最初に固めておくのが肝心よ。
えへへ、ねむは『無料・値引き・キャッシュバック』で三つを覚えたのぉ。
免税は無料、軽減は値引き、戻し税はキャッシュバック。
それに条件が付くかどうかも確かめる。
二本の軸を持てば、細かい制度も迷わず整理できるのぉ。
確認クイズ
関税の減免税制度の区分に関する記述として正しいものはどれか。
- 免税とは関税の一部を軽減する制度である
- 戻し税とはいったん納付した関税を後で払い戻す制度である
- 軽減とは関税をまるごと免除する制度である
- 免税にはすべて用途の条件が付く
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正解: 2. 戻し税とはいったん納付した関税を後で払い戻す制度である
選択肢2が正解です。戻し税はいったん納付した関税を後から払い戻す制度です。選択肢1は誤りで、免税は関税をまるごと免除します。選択肢3は誤りで、軽減は一部を減らす制度です。選択肢4は誤りで、無条件免税は用途の制限がありません。