一度輸出したものを輸入し直す再輸入免税と、契約と違う品物を送り返したときの戻し税を学びます。似た場面ですが、片方は免税、片方は納めた関税の払戻し。扱いの違いに注目して、しっかり押さえましょう。
せんせぇ、日本から輸出した品物が戻ってきたら、また関税がかかるのぉ?
なんだかかわいそう…
一度送り出したものなのに、また税金だと、ちょっと切ないのぉ。
ねむ、なんとかならないかなって思うのぉ。
そこに救いがあるのよ、ねむちゃん。
本邦から輸出された貨物が、そのままの状態で戻ってくる場合には再輸入免税が使えるの。
出ていったものが、そのまま帰ってきただけなら、また課税するのは酷でしょう。
だから免税なのよ。
ちゃんと配慮されているの。
『そのままの状態で』というのが条件になるのですね。
加工されていたら別扱いでしょうか。
海外で手を加えられていたら、どうなるのでしょうか。
境界を知っておきたいです。
鋭いわ、さやちゃん。
輸出時のままの状態で再輸入されることが基本なの。
加工された場合は、別の制度で扱われるのよ。
海外で価値が加わったなら、その加わった分は別に考える必要がある、というわけね。
『そのまま』かどうかが、大きなポイントよ。
先生、あと『違約品』ってなんですか?
なんか約束破りみたいな響き!
誰かがルール違反したのかな、って想像しちゃいます。
ちょっとドキドキします。
ふふっ、近いわね、アキちゃん。違約品とは、契約の内容と違っていた貨物のこと。
頼んだ物と違うものが届いた、という場合ね。
色やサイズが注文と違った、仕様が合っていなかった、そんな貨物のことよ。
輸入する側に落ち度がなくても、起こることね。
うぅ〜ん…そういう品物を送り返したら、払った税金はどうなるのぉ?
注文と違うのに、税金だけ取られたら、なんだか損なのぉ…ねむ、気になるのぉ。
ちゃんと救済があるの、ねむちゃん。
違約品や、輸入後に法令で販売等が禁止された貨物を、一定期間内に再輸出または廃棄すれば、
納めた関税が払い戻される戻し税が受けられるのよ。
だから泣き寝入りにはならないの。
安心してね。
ちゃんと道があるのよ。
補足すると、これは免税ではなく、いったん納付した関税の払戻しという点が特徴ですね。
すでに払った税金が、後から返ってくる、という順序ですね。
ここが再輸入免税との違いですね。
完璧よ、さやちゃん。
再輸入は免税、違約品は戻し税。
似た場面だけど扱いが違うから、区別して覚えておきましょうね。
『免税=そもそもかけない』『戻し税=いったん払ってから返す』という順序の違いも、あわせて意識するといいわ。
よし、出戻り品は免税、注文違いの品は戻し税!
セットで覚えたぞ!
順序の違いも、しっかり頭に入れておきます!
あたし、再輸入免税と戻し税を対で覚えました。
日本から出た貨物がそのままの状態で戻れば再輸入免税。
契約と違う違約品を期間内に再輸出か廃棄すれば、払った関税が戻し税で返ってくる。
免税か払戻しか、順序の違いが大事ですね。
補足すると、再輸入免税は『そのままの状態』が条件で、加工されると別の制度になりますね。
私は、免税はそもそもかけない、戻し税はいったん払ってから返す、という時間の順序の違いを意識して、二つを区別するようにしています。
うぅ〜ん…ねむは『出戻り品は免税、注文ちがいは戻し税』って覚えたのぉ。
そのまま帰ってきたら免税、頼んだのと違って送り返したら払った税金が返ってくる。
かわいそうな場面にも、ちゃんと救いがあるのねぇ。
安心したのぉ。
先生、再輸入免税と戻し税で、こんがらがりやすいのはどこですか?
あたし、似た場面だから区別できるか自信がないんです。
落ち着いて大丈夫よ、アキちゃん。
ポイントは、免税か払戻しか、の違い。
再輸入免税はそもそも税をかけない。
違約品などの戻し税は、いったん払った関税を後で返す。
しかも再輸入は『そのままの状態』が条件、というのも大事なの。
えへへ、ねむは『出戻り品は免税、注文ちがいは戻し税』って覚えたのぉ。
そのまま帰ってきたら最初からかけない、頼んだのと違って送り返したら払った分が返ってくる。
かけないのか、払ってから返すのか、順序で区別するのぉ。
確認クイズ
再輸入免税・違約品等の戻し税に関する記述として正しいものはどれか。
- 違約品を再輸出しても関税は払い戻されない
- 本邦から輸出した貨物がそのままの状態で再輸入される場合は再輸入免税の対象となる
- 再輸入免税は加工された貨物にも常に適用される
- 違約品の戻し税は輸入前に受けるものである
こたえを見る
正解: 2. 本邦から輸出した貨物がそのままの状態で再輸入される場合は再輸入免税の対象となる
選択肢2が正解です。本邦から輸出した貨物がそのままの状態で再輸入される場合は再輸入免税の対象です。選択肢1は誤りで、違約品等を期間内に再輸出・廃棄すれば戻し税を受けられます。選択肢3は誤りで、そのままの状態が基本です。選択肢4は誤りで、戻し税はいったん納付した関税の払戻しです。