関税を払えば何でも輸出入できるわけではありません。他の法令が絡む場面と、それを水際で確認する関税法70条の役割を学びます。通関実務の土台にもなる、とても重要な論点です。しっかり理解しましょう。
せんせぇ、関税を払えば何でも輸入できるのぉ?
お金さえ払えば、あとは通れるものだと思ってたのぉ。
ちがうのぉ?
ねむ、そこが気になるのぉ。
そうとは限らないのよ、ねむちゃん。
関税とは別に、他の法律で許可や承認が必要な貨物があるの。
それを支えているのが関税法70条なの。
税関の水際で、他の法律の許可などを、まとめて確認する仕組みね。
大切な条文よ。
関税法70条は、具体的にどのようなことを定めているのでしょうか。
条文の骨子を、正確に押さえておきたいです。
ここは実務にも直結しそうなので。
輸出入に関して他の法令で許可・承認等が必要な貨物は、その許可等を受けている旨を税関に証明するか、
あるいは確認を受けなければならない、という規定よ。
証明・確認の二本立て、と覚えておいてね。
ここが条文の柱なの。
えーっ、他の法令ってたとえばどんなのがあるんですか?
関税以外の法律って、あまりピンとこなくて…イメージがわかないんです。
教えてください!
たとえば外国為替及び外国貿易法、いわゆる外為法。
ほかにも食品衛生法、薬機法、植物防疫法などね。
食べ物なら食品衛生法、薬なら薬機法、植物なら植物防疫法。
品物ごとに、関わってくる法律が違うのよ。
具体的でしょう。
うぅ〜ん…その証明ができないと、どうなっちゃうのぉ?
通してもらえないのぉ…?
ねむ、心配になってきたのぉ。
どうなるのぉ?
大事なところよ、ねむちゃん。
証明や確認ができなければ、税関は輸出入を許可しないの。
関税をきちんと払っていても、他の法律の許可がなければ通れないのよ。
ここが、70条のいちばんの核心ね。
しっかりね。
補足すると、外為法では輸入割当(IQ)品目などの管理もされていますね。
外為法は、貿易全体の管理も担っている、という理解でよいでしょうか。
位置づけを確かめたいです。
その通りよ、さやちゃん。
外為法は貿易全体を管理する法律。
輸入割当の品目なども、ここで管理されるの。
関税法70条は、そうした他の法令の許可・承認を、税関の水際でまとめて確認する仕組み、と押さえておきましょうね。
要は『税金だけじゃなく、他の法律の許可も要る品物がある』ってこと?
関税を払う=通関完了、じゃないんですね!
勘違いしてました。
すっきりしました!
完璧よ、アキちゃん。
ここは通関実務の土台になる、とても大事な論点なの。
『他の法令の許可がなければ、関税を払っても許可されない』。
この一文を、しっかり胸に刻んでおきましょうね。
よくがんばりました。
関税法七十条は、あたし『関税を払っても、他の法律の許可がなければ通れない』っていう核心をつかみました。
外為法、食品衛生法、薬機法、植物防疫法。
品物ごとに関わる法律が違って、その証明か確認がないと輸出入は許可されないんですね。
補足すると、七十条は税関の水際で他法令の許可・承認をまとめて確認する仕組みで、証明と確認の二本立てですね。
私は、通関は関税の納付だけでは完結しない、他法令の要件も満たして初めて許可される、と実務目線で押さえています。
えへへ、ねむは『お金を払っても、許可がないと通れない』って覚えたのぉ。
食べ物なら食品衛生法、お薬なら薬機法、植物なら植物防疫法。
品物ごとに関わる法律が違って、その証明か確認がないと輸出入は許可されない。
関税だけじゃないのねぇ。
先生、関税法七十条で、いちばん大事な考え方はどこですか?
あたし、実務でも問われそうなので、しっかり押さえたいんです。
実務目線、いいわね、アキちゃん。
核心は、関税を払っても、他の法令の許可がなければ輸出入は許可されない、ということ。
証明か確認が必要で、その二本立て。
品物ごとに関わる法律が違う点も、あわせて押さえておいてね。
えへへ、ねむは『お金を払っても、許可がないと通れない』って覚えたのぉ。
外為法、食品衛生法、薬機法、植物防疫法。
品物ごとに法律が違って、証明か確認がないと通れない。
関税だけじゃ完結しない、が七十条の心なのぉ。
確認クイズ
関税法70条(他法令の証明・確認)に関する記述として正しいものはどれか。
- 関税を納付すればすべての貨物を輸入できる
- 他法令の許可等が必要な貨物は、その証明・確認がなければ輸出入は許可されない
- 外国為替及び外国貿易法は輸出入と無関係の法律である
- 他法令の許可は税関ではなく輸入者が自由に判断してよい
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正解: 2. 他法令の許可等が必要な貨物は、その証明・確認がなければ輸出入は許可されない
選択肢2が正解です。他法令の許可・承認等を要する貨物は、その証明・確認がなければ税関は輸出入を許可しません。選択肢1は誤りで、関税納付だけでは足りません。選択肢3は誤りで、外為法は貿易を管理する法律です。選択肢4は誤りで、税関の水際で確認されます。